こんな時だから JR日田彦山線

 「予土線」の次は何に乗ろうか。JRのすべての路線20,000㎞の線形は頭に入っている。だから根室本線や肥薩線のように、あと何度でも乗りたい路線はあるのだが、「予土線」がそうであったように、もう乗る機会は無さそうな、当時は乗り潰すことだけが目的で沿線の記憶はおぼろげな地方交通線、いわゆるローカル線に乗りに行こうと思う。


※GoogleMapの仕様では日田彦山線、今山駅←→夜明駅(終点)間は表示できませんでした。

日田彦山線
起点:城野駅(北九州市小倉区)
終点:夜明駅(大分県日田市)
駅数:22
距離:68.7㎞(全線単線非電化)

 日田彦山線には35年前に乗った。記憶にあるのは、秩父の武甲山も吃驚、採石で頂上が削り取られ平らになってしまった石灰岩の山、宮脇俊三が“山が叫んでいるようだ”と称した香春岳の奇つ怪な姿と、「採銅所」というバス停のような駅名くらいである。
 筑豊炭田に張り巡らされた炭鉱線あがりの乗り潰しに忙しく、日田彦山線の印象は薄い。

 しかも2017年7月に発生した九州北部豪雨によって、橋梁は変形、流失し、長大な釈迦ケ岳トンネルには大量の土砂が流入し復旧の見込みは立っていない。JR九州社長は、復旧はゼロから鉄道を作るようなもの、とその甚大な被害を語っていた。
 時刻表を見ると、現在「添田―夜明」間30㎞には代行バスが運転されている。最終的には鉄路による復旧は諦め、三陸の気仙沼線や大船渡線に導入したBRT(バス高速輸送システム)方式を採用することになるのだろう。5月、北海道の「札沼線」の一部50㎞が消えた。九州にも鉄路廃止の波が迫る。
(2020.6.16)

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