回顧2018

人生100年が現実味を帯びてきた。“しかし本当にそんなことになるのだろうか。今年傘寿を迎えるので、その実証実験の一年目にする。”と昨年、年初のコラムで書いた。そして一年が過ぎた。

内平らかに外成る(史記)、地平らかに天成る(書経)、中国の古典を出典にした平成が間もなく終わり、5月からは新元号になる。
元号そのものに興味はないが、「平成」という30年間は、同世代の仲間も同じだろうが、現在の我が家が出来上がった重要な時代であった。両親が没したのも、娘が家庭を持ち孫が次々誕生したのもこの30年である。

世界では冷戦が終り、日本では一時、非自民党政権が生まれたものの、今や世界は再び民主主義の正統性が損なわれるような紛争、対立、緊張が高まる嫌な時代になった。
それにもまして深刻なのは、世界中で発生する大規模な自然災害の発生と地球温暖化を起因にする異常気象の頻発である。
日本では阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振地震が立て続けに発生した。そして今や東南海大地震は予想の範囲に入っている。地球は大丈夫なのだろうか。

高齢化と過疎化の問題も深刻である。有効な手立てがないまま時間だけが過ぎてゆく。そして森友・加計問題は。原発再稼働は。辺野古の土砂投入を見過ごすのか。
問題なのはこうした課題山積の中で物言わぬ国民が増えてきた事である。SNS時代の到来は、思いを述べる手段が格段に増えたにも係わらず、ネット上に現れる右寄りの暴言と、嘘つき呼ばわりされるのが嫌で口をつぐむ人が多い現実がある。
マスコミはこうした状況を言い訳程度に報道するものの、トップは政権に懐柔されていて役に立たない。国民の劣化は進む。

こうなると再び我々世代の出番である。もう何も恐れることも怖いものもない。折角人生100年と言ってくれるのだから、ここはもうひと働きしよう。老人の繰り言、妄言にとどまらない思い切った議論、発言、行動をしようではないか。 (2019.1.15)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中