津軽の旅━❸酒田の山居倉庫と比内地鶏

なんど来てもいいところはいい。山居倉庫もその一つ。最上川の支流、新井田川に面し酒田港へ米を積み出す米蔵である。観光ポスターにもなっている庄内のシンボルで、12棟の倉庫群とケヤキ並木が連なる景観はとても美しい。
なぜかこれまでいい写真が撮れていない。しかし今日は人影もまばら。吉永小百合が立った辺りに自分を置いて、幸い現れた観光客にシャッターを押してもらう。
江戸の人口増加でコメの需要が増えた時、幕府は出羽国の年貢米を酒田の倉庫から下関、大坂経由の西廻り航路で江戸に運んだ。その米蔵の原点がここにある。

さて秋田のヤドはビューホテル。フロントでいつものように地元民の通う、いい居酒屋を聞き出す。「きりたんぽ屋」がお薦めという。なるほどさすがにキリタンポ鍋も比内地鶏の焼き鳥も、孟宗竹の汁も文句なしに美味かった。
愉快だったのは囲炉裏を囲むように座った親子連れ。秋田に単身赴任の父親を、母親の命で、都会から息子が観察に来たといった雰囲気で聞こえてくる会話が面白い。
自分にはこんな経験がなかったが、地方で一人暮らしを余儀なくされているオヤジを激励と称して呑みに来る息子、羨ましい光景である。数分後、当然のように会話に加わって大いに盛り上がる。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中