公開講座等3テーマ

「頼れる大人の会」を主宰して16年、シニアを対象に講演会等を企画する側に廻っているが、会の存続のためにも広くテーマを求め、講師を発見しなくてはならない。
むろん自身の勉強のため、知識の蓄積のためにも必要なことなので、大学の公開講座などにも積極的に足を運んでいる。

人、領土、アイデンテイテイから考えるドイツ
共立女子大教授 西山暁義氏
・1950年代後半から始まる高度経済成長:ベルリンの壁による東独からの流入急減により、外国人労働者の需要が高まった。連邦政府は1955年のイタリアを皮切りに、スペイン、ギリシャ、トルコ、モロッコ、ポルトガル、チュニジア、ユーゴスラビアと協定を結び、その確保に努めた。
・2015年の総人口8,100万人のうち、21%にあたる1,712万人が「移民の背景」を持つ人々である。うち外国籍777万人に対し、ドイツ国籍を保有する者935万人である。地域的には96%が旧西独領に居住している。
・難民申請数の増加は1990年代前半のソ連、ユーゴなど東欧諸国の政治的不安定によるものと、ここ3年のシリア難民の増加である。
(9月16日 共立女子大学公開講座2017)

一つの中国をめぐる国際政治
共立女子大教授 浅沼かおり氏
「中台の主要データ比較」

中国 台湾 台中
人口 約13億人 2.350万人 (2%)
面積 960万㎢ 3.6万㎢ 0.4%
GDP 10.4兆ドル 5.300億ドル 0.5%
兵力 230万人 29万人 13%
貿易 対台割合 4.8% 対中割合 23%

・中台双方とも、中国は一つであるという点では一致している。一致していないのは、どちらの中国政府が正統な統治者であるかという点である。一国二制度、台湾は香港を見ている。
・先人の知恵:あいまいのまま、先送りがいいのではないか。
・台湾と国交のある国は20か国。バチカンを除く大半は国際的な影響力を持たない中南米や太平洋の小さな国々。
・蔡英文政権の支持率低迷。民主化が行きすぎて機能不全に陥ったという見方も一部にある。
(9月23日共立女子大学公開講座2017)

高齢社会における芸術文化の可能性
英サドラーズ・ウエルズ劇場 ジョス・ジャイルズ氏
ゴールド・シアター2016脚本・演出 ノゾエ征爾氏
・社会の高齢化は先進国に共通の課題であり、各国でシニア世代が参加するアート活動の気運が高まっている。超高齢社会に突入した今、未来に向けて芸術文化は何ができるのか、劇場は地域に何をもたらすことが可能なのか。
・先進的なプログラムを擁する英国のシニア層を対象とした活動の紹介。
・60歳以上のダンサーで構成されるサドラーズ・ウエルズ劇場専属ダンス・カンパニー「Company of Elders」は1989年の設立以来、踊り始めるのに決して遅すぎないことを証明し続けている。

・昨年12月7日さいたまスーパーアリーナで上演された「1万人のゴールド・シアター ロミオとジュリエット」を演出したノゾエ征爾さんの4か月にわたる取り組みと成果の報告。1600人の高齢者が参加した群集劇は故蜷川幸雄さんの遺志であり、さいたま芸術劇場の取り組みであった。
(9月21日さいたま芸術劇場 世界ゴールド祭キックオフ!シンポジウム)

折から北朝鮮問題、解散の大義、不倫騒動と世情騒がしいが、300人規模の教室、ホールを埋める老若男女に感動する。この種のテーマにじっくり向き合う人達がいて、その一員であることに誇りを覚える。
(2017.9.26)

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