日本百低山

去年から8月11日は「山の日」という国民の祝日になっていたそうだ。学校も企業も夏休み真っ只中で、祝日が増えてトクしたという実感は薄いだろう。
「海の日」があるのだから、祝日のない8月に「山の日」を作ろうと、やたらこういう事にだけは熱心な、どこぞのお偉いさんたちの発案らしい。
しかし今や、こんな日をわざわざ作らずとも、身の丈知らずの中高年と山ガールが夏山にわんさと押しかけ、その内、事故のニュースが新聞を賑わすだろうと思っていた矢先、名著『日本百名山』ならぬ『日本百低山』(日本山岳ガイド協会編)の存在を知った。

「山は富士山やアルプスだけじゃない、高けりゃいいってもんじゃない。日本人はそれぞれが心にふるさとの山をもっている。」として、47都道府県にある1,000m内外の名低山100座を選び出した。
ざっと見ると、丹沢の大山や箱根の明神ケ岳、伊勢の朝熊山、京都の大文字山、広島の弥山など、登ったことも知っている山もあるが、いずれも気軽なハイキング気分で行ける山ではない。

そこで今回は、極め付き「日本一低い山」を紹介して、盛夏の清涼剤としていただくことにする。朋友、徳島の吉田正二くんからの情報である。
『徳島市南部の田圃の中にある弁天山(標高6.1m)が日本一の低い山である。宮城県の日和山(3m)、大阪の天保山(4.53m)が、こっちの方が低いと主張しているが、それらは人工の築山で、自然にできた山ではない』。
写真も付けられている。『道のわきの朱色の鳥居が登山口。登山口から歩いて10秒、走れば5秒で頂上に達し、そこに水の神である弁才天が祀られている。登山口の横のラーメン屋には登頂証明書が置かれていて、記念品やグッズも売られている。しかも弁天山保存会なるものが、この登頂証明書を発行していて、先年、登頂20万人を記念してセレモニーが開かれた。標高6.1mにちなんで、毎年6月1日には山開きがある。“日本にこれ以下はない。あとは昇るばかりでエンギがいい”と山頂結婚式まで行われている。』とある。
最寄り駅はJR牟岐線の地蔵橋駅だそうだ。信じ難い思いもあり、確かめに行きたいのだが、今のところその計画はない。 (2017.8.14)

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