さつまだんご

さつまいもの粉を耳たぶほどのてざわりに捏ね、軽く握って蒸しあげたのを薩摩団子と言います。出来上がりは海鼠みたいな色艶で一つ一つに握った母の掌紋、指紋が現れています。それ故他所の人の作るそれは変に潔癖症で神経質なぼくは口に出来ず、嫌な子と言われたものです。おむすびも同じでした。
できたてのだんごはムッ!とする野鄙な日向臭さが難点でそれは豚小屋の甘い様な臭さに似ていますが、少し冷めると匂いは去り、艶が増して芋の甘みはますのですが花見砂糖とよぶうっすら赤い砂糖、きな粉、すりゴマ等をまぶして気の利いた小皿に黒文字でも添えれば上等のお菓子でした。でも時間と共に表面は乾き犬のウンチにしか見えなかったのですがぼくの好物でお母ちゃんもよく作ってくれました。

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