麥ばたけ

畑のおばさんは鍬の柄につかまって中腰で辺りをうかがう。そんなことを二度ほど繰り返し、人の眼の無いことを確認すると今後は空を仰いでフ~と肩の力を抜きました。
おばさんは背丈ほどのびた麥の穂先に、姉さん被りの手ぬぐいをちらちらさせ立ちションをしているのです。
「あたしだって、できるよ」同級生の農家の女の子が自慢気に言いました。五月の風が金色の麥の穂波を作っています。
僕、小三の時のことだったかな。
金ちゃんの紙芝居

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