母校の教壇に立つ

大仰な物言いだが、ゲストスピーカーとしてよばれたと言えば妥当だろうか。先ごろ、立教大学のコミュニテイ福祉学部の熊上助教から「朝霞の米軍基地返還から朝霞の森誕生に至る経緯」について学生に話をしてほしいという依頼があった。
「コミ福」と略されるホームページを覘くと、「コミュニテイ政策は政府や自治体だけでなく、企業、住民組織、NPOなどコミュニテイの総合力を結集してこそ実現できます。そんな福祉社会構築に貢献できる研究と人材の育成がこの学部の目標です。」とある。
我々がこの10年間取り組んできたことが認められ、お話しできるいい機会でもあり、お引き受けして6月29日、新座市の立教キャンパスに赴いた。このキャンパス内の図書館には我が家の古い文書が収蔵されているのだが、ここに足を踏み入れるのは、それを確認に来たとき以来の二度目である。

1945年 旧陸軍施設に米軍進駐(キャンプドレイク)
1974年 キャンプ朝霞の日本返還決定
2008年 基地跡地利用計画策定(国に提出)
2011年 国家公務員宿舎建設中止
2012年 国=市 管理委託契約により暫定利用
広場「朝霞の森」オープン

要約すれば大よそこうなる経緯をDVD、パワーポイントを使って説明する。教室内には35人ほどの男女の学生。居眠りや雑談もなく、最近の大学生ってこんなに素直で真面目なのかとやや意外な感じもする。「朝霞の森」実現向けて市民の係わり合いを語る大野さんにも力がこもる。

結果は大成功。大袈裟に言えば、隣の町で市民がこんなに頑張って国と戦い、ミドリを残し広場を獲得した! ある種の成功譚と受け取られたフシもあり、終了後提出された感想文を読むと少々面映ゆい。
その一部を紹介する。

□現代の日本で、ここまで素敵なコミュニテイがあることに感動した。
(2年女子)
□自分に子供が産まれたら是非ここで遊ばせたい。(3年女子)
□こんなにも素敵なアイデイアが詰まったシンボル的空間ができた事に誇りを持つ。(2年男子)
□子供がケガをしたら、その遊具を禁止し取り除く中で、ケガをしても自己責任。骨が折れてもやむを得ないと聞いて、そういう大人が増えてほしいと思った。(2年男子)
□署名活動に意味があるのかと疑問を抱いていたが、一人一人の声がしっかりと形になった事例を知った。(2年女子)
□市民活動、子供の遊び場、自己責任、今の社会から失われそうな問題に触れた。リスクを完全に除かれた遊び場、行政任せで市民参加の無い社会、知らない人を排除する人間関係、朝霞の事例をモデルに、全国に広がって欲しい。(4年男子)
□公務員宿舎建設予定地に市民がプレーパークを作った。その行動力と団結力は凄い。(3年男子)
□住民が熱心に会議に参加しているのに驚く。お年寄りは当然として、小学生もちゃんと参加している。住民意識の高さは他市に誇れるのではないか。(2年男子)
□自由に木登りできる、少し危険な遊びものびのびできる。こんな公園があるのを知ってとても嬉しい。(2年女子)
□将来は朝霞のような人々のつながりの密な町に住みたい。(2年男子)
田谷英浩三(2017.7.2)

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