川奈ホテル富士コース

P1020852川奈でゴルフ、というのは依然ある種のステータスである。
ホテルの開業は1936年、経営が大倉財閥から西武系に代わり、2つのゴルフ場は会員制からパブリック制に転換しているとはいえ、橋本-エリツインの日ロ首脳会談(川奈会談)開催地であり、毎年、プロのゴルフトーナメントが行われる伊豆の景勝地である。

ゴルフコースの距離はさほど長いとは言えないが、自然そのままのフェアウエイ、砲台グリーンを取り囲むアリソン・バンカー群、海から吹き付ける風。太平洋に面したインコースの美しさは世界のゴルフ場のトップテンに入るという評価もある。我々には容易に50を切れない難易度の高いゴルフ場である。
それにもまして我々を寄せ付けないのはプレー料金の高さ。ゴルフコースがあくまでホテルの付属施設であるため、宿泊者以外のプレーはできない。従って料金は高額にならざるをえない。バブル期、泊まって、呑んでプレーして10万円とも言われていた。幸いにして、現役時代には一時期ここでプレーすることのできる境遇にあったが、退役後は当然ご無沙汰だった。

ところが春先になって、ここでプレーしないかという果報者が現れた。聞くと高額の遺産を相続したとかで、これまで世話になった友人たちを川奈に招待したいのだが、どうかという。一も二も無く本人の気の変わらない内にと計画を急ピッチで進めた。
6月初旬、二泊三日の川奈ゴルフに招かれたのは、「陸京会」4人と準会員2人の6人、全員70歳超。これが2組に分かれてプレーすることになったが、コースの難しさが昔のままで、腕前が年々落ちているとなるとスコアはとても公表したくないレベル。
しかし好天に恵まれた上に、昔の仲間とプレーすることの気軽さ、川奈でプレーしているという優越感、費用負担の無い開放感などが相まって、皆うきうき和気藹々。友達っていいなと当たり前の感想を漏らしつつ、こうした境遇に感謝する。メンバーからは“来年も”という声も上がったが、主催する本人は“そればかりはご勘弁”と渋い顔。
田谷英浩 (2017.6.12)
Kawana_Hotel_Golf_Course_Aerial_photograph.1976

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