地熱エネルギー ~手つかずの埋蔵金/脱原発の原資~

地熱エネルギーは日本にとって、目の前にある手つかずの埋蔵金である。「地熱発電」こそ電力の安定供給の切り札である。と説くお茶の水女子大名誉教授冨永靖徳さんを講師に招き、「頼れる大人の会」1月の定例講演会を開催した。以下はその抜粋である。

〇日本はアメリカ、インドネシアに次ぐ世界3位の「地熱エネルギー」の資源大国である。再生可能エネルギーとして「太陽光発電」や「風力発電」だけでは安定したベース電源にはなりえないが、「地熱発電」をベースにした日本のエネルギー基本計画を策定することは可能である。
〇政府とマスコミはこれまで、この事実を国立公園の保護という名目で隠し、地熱発電を意図的に無視してきた。しかし地熱発電は安全保障の観点からも既存の再生可能エネルギーと合わせ、環境に配慮しながら強力に推進する必要がある。
〇日本人には自然の恵みに感謝し、自然の脅威に謙虚に畏怖するという原風景がある。この観点から言えば、「地熱発電」をはじめとして、「火力発電」も「小規模水量発電」も「太陽光発電」も「風力発電」も何らかの意味で自然の恵みと考えられる。しかし「原発」だけは自然の循環から完全に外れている。「原発」は日本人の感性の根源的な部分で合致しない。いくら「安全」と強弁しても受け入れがたい。 
               
●「原発は危険だから止めよう」というのは正論だが実は両刃の剣である。この議論は「安全管理さえ確実にすれば、稼働に問題は無い」という議論に呑み込まれる。「原発の稼働はたとえ安全でもダメだ」という認識が必要である。
●原発は一度稼働させると、停止後も使用済み核燃料棒から出る莫大な熱を冷却するために日夜海水を温め続ける。つまり海水温上昇で「地球温暖化」と「気候変動」に皮肉にも貢献することになる。
●3・11では地質学的にも国土の面積が減少したが、それとは別に放射性物質の飛散のため国土は狭くなった。例えば原発から半径30㎞が自由に利用できないとなると、福島県の約3倍という莫大な国土を失うことになる。               田谷英浩(2017.2.6)

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