映画2016年

昨年見た洋画は20本、邦画は17本。これはと思う作品については、感想を都度小文にしてきた。まだ書いてなかったのは早逝した実在の棋士村山聖とライバル羽生善治の戦いを描いた『聖の青春』くらいだ。
この作品では体重を20キロ増やして村山になりきった松山ケンイチが話題になったが、東出昌大演ずる羽生に感心した。指先のしなやかな動き、上目遣いに相手の表情を読む一瞬、二人の息詰まる対局に映画を見ている方も息をころし、身体をこわばらせて観戦する。さすがプロの役者といたく感動した。
先週発表されたキネマ旬報のベストテンにこれが入らなかったのは不愉快だが、昨年見たものは概ね入っているから、俺の審美眼にまだ衰えはないと気をよくしている。ただ200億円を超える興収を上げている邦画のアニメ『君の名は。』がランクされなかったことに不満を抱くファンからは、キネ旬ってなに? と文句をつけられている。しかし我々世代の正統な映画ファンはキネ旬の評価を最も中立的で信頼に足るものと思っているから、自分が『君の名は。』を見ていないことで失格とは思わない。

さてキネ旬のベストテンは1924年に第一回が発表され、『幌馬車』とチャップリンの『巴里の女性』がベストワンを獲得している。以後戦中の1941年~45年を除き、途切れることなく今日まで、その年公開された優秀作品に栄誉を与えている。
試みに昨年から10年毎に遡って、その年の洋画ベストワンを記す。題名を見ただけで作品を思い出せる人は相当な映画ファンだ。


2016年 ハドソン川の奇跡


2006年 父親たちの星条旗


1996年 イル・ポステイーノ


1986年 ストレンジャー・ザン・パラダイス


1976年 タクシー・ドライバー


1966年 大地のうた


1956年 居酒屋


1946年 我が道を往く


1936年 ミモザ館


1926年 黄金狂時代
田谷英浩(2017.1.18)

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