朝霞の湿地帯地区

浜崎・田島・内間木という目黒川左岸の新河岸川にはさまれた、どちらかといへば湿地帯地区にはいくつもの池、沼、小流れがあり、ぼく達は一時間の有をかけて水遊びや釣りに行った。が、魚と呼べる一匹でも釣り上げたことがなかった。それでも、その往き復りの何と楽しかったこと。特に中学生のガキ大将KやSが一緒だとことさらだった。
小学生の僕からみると彼等は大人だった。ラッキー・ストライクやフィリップ・モーリスやキャメルという洋モクをスープカスープカやり、米兵に倣い前歯のすき間からチッと唾を吐き飛ばした。
西瓜や真桑瓜の畑をみつければちょいと失敬し子分に分けてくれたが、時には発見され「逃げろ」で一目散。
「てめえら停車場のガキだんべ!」「こんど来やがったら撃つかんな!」と怒鳴った。現に空気銃を向けられたこともあり、停車場のガキははしっこいから気をつけろと白い目でみられ続けた。
ガキ大将Kは常に幼い者、弱い者に目を配り、追われ逃げる時に彼等をかばい、時にはおんぶをして逃げてくれたのだ。僕にとってはとても頼りになる中学生だった。
金ちゃんの紙芝居

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