てぬぐい

ぼく達がアメリカの物を何でも珍しがり何が書いているかわからずも英文字の書かれた物を喜んだ様に米兵もまた漢字や平仮名の物を喜びました。

我が家の貸席を利用するパンパンガールにたまたま母が手拭いとして出した父の店煎餅屋が客に粗品とした手拭いが米兵の目にとまり、帰りしなに米兵は“ステーツの母に送りたい”とかで母はありったけの手拭いを彼等に分けたのです。
手拭いは父の意匠による鬼が画かれたもので、何故か米兵に人気だったのです。
“鬼八あられ”は父の製る餅米だけのそれそれは、“石の如固いあられ”で、父はその都度“歯を折らぬ様に”とくりかえしたのですが、時々“やっぱりやられたぜ”の声が聞かれたのですが、それでも父の店の目玉商品でした。

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