国太郎さん

宴会には小皿小鉢をたたいて年寄りの芸者が調子はずれの三味ペンペペン。
歌は決まって猥歌になった。
一つ出たホイのヨサホイのホイ
一人娘とやるときにや ホイ
親の許しを得にゃならぬ ホイホイ
と十番まで続くがおいつを大声で全員でがなりたて、三角屋の国さんは例によって全裸で西洋皿でおちんちんを上手に隠し、助平な歌に合わせ、変な腰遣いで座を沸かせ、三味はさらに国さんは煽る。
調子に乗った国さんは酌婦の前に進み、西洋皿を外し腰をグラインドさせる。
続けて、
“すっても剃っても”の猥歌に変わり自ら歌いながら踊る。
ひどい所に毛が生えた
すっても剃っても
毛が生えた
座の男衆は毎度の事で、国さんの腰から目を外し、半ば白け気味で酌婦にちょっかいを出し始めると国さんは自慢の“なまこ”みたいなおちんちんを西洋皿に乗せ開陳に及び、女共がギャーとことされ大きく喜び?の声を上げた。
醜い所に毛が生えた
すっても剃っても
毛が生えた
余計な所に毛が生えた
すっても剃っても
毛が生えた
そして国さんは己れの腰遣いに酔いしれます。これも十番まであるが、今どうしても思い出せない。なにしろあれから七十年もたっていますもの。

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