煙突掃除屋

年に二度程、煙突掃除屋がやって来た。盆と正月の前の頃だ。おぢいさんは竹を割いて接げたのの先に大小長短様々なブラシの付いた箍(たが)を持ち、折り畳みのはしごで屋根にのり、煙突の煙出口にブラシを突っ込んで箍をまわす様にしてかまどの口まで下した。と半年間煙突にたまった煤がかまど口から舞いながら吐き出された。この煤はおぢさんが“アンペラ”と呼ばれた袋に入れ持ち帰ってくれた。一仕事終わったおぢさんは顔中煤で真っ黒。一回の掃除の賃がいかほどであったか聞き覚えもないが、母はそれに加えいつも新しいタオルを数枚差し出した。
金ちゃんの紙芝居

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