横浜ベイサイドライン

毎年5月、横浜で昼食を伴にする友人夫婦がいる。港ヨコハマという画材に恵まれたところに住む彼は、毎年開かれる「横浜風景画展」に水彩画数点を出品するアマチュア絵描きさんである。
しかしその腕前は今ではプロ級に成長し、今年の『春の赤レンガ倉庫』など三点は画廊を飾る全出品作の中でも際立った出来栄え、観客はその前で足を止めている。
昔から絵心はあったようだが、退職後本格的に絵画教室に通い、三年をして才能が開花した。
そんなわけで、絵を見るのに一時間、中華街での昼食に一時間をかけて旧交を温め解散することにしている。本来なら夕食にしたいのだが、この友人夫婦は残念ながら全く酒を呑まない。
したがって会うのは昼間になる。そうなると後はどうするか、元町の洒落通りのウインドショッピング、横浜球場のプロ野球、いろいろやった。さてそこで今年はどうするかとなり、「横浜ベイサイドライン」という観光バスで「三渓園」へ行くことにした。これまで行ったことがなかった。
14時、横浜駅東口のバスターミナルに勿体ないような豪華なバスが姿を現す。乗客は10人、我々以外は8人の団体客風で、訛りから首都圏以外であることは明らか。あとで鹿児島からの観光客と知る。
初めての三渓園には驚いた。


その広大な敷地も歴史的建造物の存在も、富岡製糸場との繋がりも知らなかった。恥ずかしい。約一時間の滞在であったが有難味は分かった。いずれ機会を作って再訪したいと思う。大型豪華バスはベイブリッジを渡り、外国人墓地を眺め、マリンタワーに上り、赤レンガ倉庫で一息つく。
そして、みなとみらい地区の偉容を車窓から眺めながら、17時横浜駅帰着。希望者は中華街まで送るというサービスまであって、横浜交通局の企画するこのプランは立派。束の間の旅行気分を味わった。
田谷英浩(2016.5.30)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中