一本歯子天狗

第二小隣り氷川神社の詰所のそろばん塾のお兄さん(広沢、鈴木大工△の息子)が、ある日、鈴木保男先生に成って第二小学校に現れた。
先生は体操と工作を教えて下さり、僕とH・T君は廃材を利用の下駄一本歯に手を染めた(小4)。
H・T君の家は元下駄屋で、あらゆる道具が揃ってい、それは美事な一本歯が上ったが、僕のは鼻緒の穴でつまずいた。
細錐で穴をあけ、そこへ焼火鉢をつっこみ、少しづつ穴を広げ一センチ程の穴をつくるのに三日もかかった。
僕は白い鼻緒を挿げたりと思ったが、黒こげの穴が目立つので、母が“赤い緒”が良かろうということで極太の真っ赤な緒をすげた…が増々ごつい下駄にみえ、H・T君のすっきりとしたのとは比べ物にならぬ武骨で粗野。
この工作(皆はそれぞれ思い思いの状挿しやら、ポスト、本立て、ペン皿等々)は夏休みの宿題となり、
二学期始まってすぐの展示会で、何とH・T君を抑え、金賞をいただいた。
武骨の手工と赤い鼻緒、それに「小天狗」と名付けたのが良かったと評にあった。
その秋の運動会で僕はこれを履き応援団長に仮装し、秩父音頭を踊った。この時の写真は今も古いアルバムにある。
ハーアアアエー
なんじゃもんじゃの流行のうただよ。豚の一倍王様太る。
金ちゃんの紙芝居

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