欠氷・かきごおり

こごりみず・こおりすい・と呼ぶ人もありましたが、ぼく達は単に「こおり」と呼びます。
赤・青・黄の水を削った氷にたらして、いちご・メロンレモンとしましたが、味は皆同じです。カルピスがありましたが倍の値段で10円を握りしめたぼく達の口には入りません。

夏休み、氷屋の子はよくお手伝いをします。子供への駄賃はどんな商家でも10円が相場です。農家も商家も子供達はよくお手伝いや弟妹の子守りをしました。ぼくは七才下の弟をおんぶして遊びに出なければなりません。その弟が背中でぐずって思い通りにならないと、ぼくのほっぺに爪を立てぼくのほっぺはいつもミミズ張れでした。

先日、60年振り、かきごおりを口にしました。デパートの気どった店で赤によけいなぐじゅぐじゅした物が入ってて五百四十円でした。10円の赤が恋しいです。下が眞赤になっちゃうやつです。

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