猛暑襲来 不機嫌な日が続く

初夏がないまま今年も猛暑に突入した。連日35℃超え、午後は気怠く、夜は寝苦しい。ゴルフをキャンセル、呑み会も中止し家に閉じ籠る。日がな一日テレビを見るわけにも行かず新聞をじっくり読む。
すると首相の権限がいかに強大かを改めて知ることになる。新国立競技場の建設計画を白紙に戻す、世界文化遺産に「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を退け、問題の多い「明治日本の産業革命遺産」を押し込む、来年のサミット開催地に数多名乗りを上げた都市の中から、宗教施設である点も何のその、あえて伊勢志摩を選ぶ。やりたい放題である。

伊勢志摩!かつて出身企業の本社工場があったところで、入社後三年間は独身生活をそこで送った。サミットの会場になる志摩観光ホテルには、若造の身分で10年早いと言われながらも、都会の大学を出た仲間とタマの休日には、バーで飲んだり玉突きに興じたりもした。その後いくらかゆとりの出来た頃には、親類縁者を名物「アワビのステーキ」に招待もした。
そんな懐かしい地である。だから「伊勢志摩」に文句はない。
ただ時の権力者に日頃抱いているイメージとは裏腹に、「日本の精神性」に触れていただくとか「伊勢神宮の凛とした空気」に触れていただくとか「日本の原風景」になどと言われると、非常な違和感を覚え、ご自分の精神性は?と問いたくなる。

首相は安保法案について、国民の理解は進んでいないと発言している。我々は理解が進んでいるからこそ反対意見が増えていると思うのだ。
もし本当に「国民の理解が進んでいない」と思うなら、法案を白紙に戻して出直したらどうだろうか。それができないなら論理矛盾である。法案は衆院を通過したに過ぎない。
我々はまだ間に合う。

安保関連法案の衆院強行採決もあって内閣の不支持率が支持率を上回りだした。これから秋にかけて、参院での審議、原発再稼働、戦後70年談話、辺野古移設問題、自民党総裁選と続く。
ここにきて漸く自民党内にも、誰でもいいから反安倍だという空気も出始めているという。ただいくら弱っても、野党が政権を倒すとは考えられないが、白けきった政治の世界がいくらか面白くなることを祈りたい。

「朝日歌壇」より5首
ニュース見る中一娘にもわかる「安倍ちゃんは戦地に行かないもんね」
赤石裕佳里

戦場へ昭和生まれは送るひと平成生まれは送られるひと
依田良雄

仲間らのマスコミ批判を表現の自由と答える総理なる人
鯉渕 治

沖縄や報道への威嚇も言論の自由と聞きて唖然慄然
由良英俊

「マスコミを懲らしめる」との発言あり懲らしめられる新聞を読む
松木 秀

(2015.7.25)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中