日本遺産と世界文化遺産

相次いで二つの発表があってややこしい。前者の「日本遺産」は文化庁が今年から認定を始めた新事業である。初年度は全国238の自治体から83件の申請があり、その内18件が選ばれた。
選定基準は遺跡や祭りなど有形、無形の文化財を組み合わせて地域の歴史、文化を伝えるストーリーや文化財を生かした地域振興の仕組みが整っているかである。
認定された18の日本遺産を見ると、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち 高岡」とか「灯(あかり)舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」など、腕のいいコピーライターの仕業かと思わせるが、ともかく我が故郷にまつわるものが2件選ばれていて、ご同慶の至りである。

後者はユネスコに登録される見通しとなった「明治日本の産業革命遺産」のことである。昨年登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」などに次いで、8県に広がる23資産が日本で初の近代重工業関連の世界文化遺産として誕生することになる。

これらは20世紀初頭に製鉄・製鋼、造船、石炭産業の重工業分野に西洋の技術を移転して日本が近代産業国家になったことを示すものである。
軍艦島」と称せられる長崎県の端島炭坑も、

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最古の洋式高炉跡を含む岩手県釜石の「橋野鉄鉱山」も既に仲間との旅で見ている。
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日本中に見るべきものは、まだまだ沢山あるが、ワーッと騒がれる前に見ている我々の先見性は大いに誇っていい。
さて次は何処へ行くか。(2015.5.14)

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