その後の福島原発行動隊

福島原発行動隊は2011・3・11事故発生のひと月後に発足した。「若ものの被曝を老人が肩代わりする」、つまり原発事故の収束作業に当たる若い世代の放射能被曝を軽減するため、被曝の影響が少ない高齢の退役技術者、技能者が過去の経験、能力を生かし、現場に赴いて作業することを目的にしている。
現在行動隊員700名、賛助会員700名が登録しており、自分は賛助会員の末席に加わっている。しかし残念ながら当局からお呼びはかからない。
そこで行動隊は脱原発派、推進派を問わず専ら「福島第一」の事故収束に向けて啓蒙活動を展開している。

hukushima

9月27日(土)早稲田キャンパス15号館でシンポジウム「福島原発の収束・廃炉を考える~私たち(特に年寄り)に何ができるか」が開催された。異色のパネリストが登場して興味深かった。

毎日新聞:岸井成格氏
翌朝のTV 番組で「福島の収束・廃炉について勉強し、その困難さを改めて思い知った」と述べた。著名なジャーナリストでさえ、この程度の認識レベルかと聊か驚く。

福一廃炉推進カンパニー社長:増田尚宏氏
事故発生当時は福島第二原発所長。勝俣、武黒、武藤ら東電元幹部の責任追及がなされる中で、「情の吉田、理の増田」と言われ、のちに「チーム増田」が福島第二原発を救ったとされるヒーロー増田氏、その人が登場した。質問も彼に集中したが、情報を隠す気は全く無さそうで、東電の立場を保ちつつも廃炉カンパニーの長としての実態と悩みを語る。発言に誠意が感じられ、いまこの時点でも防護服に身を包んで収束作業に当たっている7,000人ともいわれる作業者に感謝しなくてはいけないそんな気持ちにさせられた。

東北エンタープライズ会長:名嘉幸照
GE 出身の同氏が1980年に設立した原発の保守管理を請負う一次下請け企業の現会長。福一に係わり続けてきた技術者としての無念を語ったように聞こえた。

元政府事故調委員:吉岡斉
御用学者18年、その後ゼロを唱えると自ら語る。脱原発を進めるにしろ、原発を動かし続けるにせよ古くなった原発の廃炉は避けられない。

この日共通して指摘されたのは、
・過酷な作業現場で働いている人たちのプライドを支え、サポートすること、モチベーションの維持が重要であること。
・廃炉技術を確立して輸出されるべきであること。
・廃棄物こそイノベーション。後始末はものを作るより上位の概念であるべきこと。
・これらすべてが国のプロジェクトであるべきこと。
などであった。(2014.11.7)

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