ネット文化の翳

大災害となった木曽の御嶽山と東急・池上線の御嶽山駅の関連をネットで検索していたら、非常に不快なサイトを発見した。曰く『御嶽山で亡くなった人達の職業』。
匿名で攻撃できるネットという手段はいま問題になっているヘイトスピーチ(憎悪表現)を一段とたちの悪いものにしているようだが、ここに書かれているレベルの低い日本語はともかくとして、こんな遣り取りが日常的に交わされていることに呆れる。
高性能のPCを持ちながらも、その機能の1/10も使っていないと自認していて、大きなことは言えないが、ともかくこの種のサイトを今まで見たことがなかった。想像するに、薄暗いアパートの片隅で、ネチネチとこんな遣り取りをしている連中が大勢いると思うと情けない。
・山登りはブルジョアの趣味だって、はっきりわかったね。
・派遣や貧乏人が山登る理由、無いからね。
・普段からヘトヘトに働いていて、そんなに体力残ってないからな。
・他人の不幸にこの上ない喜びを感じるよ。



こんな遣り取りが延々と続く。こんなものに付き合っていると、こちらまで馬鹿になってしまいそうで、早々にPCを閉じる。

精神科医の片田珠美氏は指摘する。
『将来に希望が持てず、貧困の足音もひたひたと聞こえる。不安や閉塞感が広がり勝ち組への妬みはものすごい。成功して幸福そうな人が我慢ならないのだ。』
インターネット上には「売国奴」、「国賊」、「反日」などという言葉が飛び交い、週刊誌は売らんがために扇情的なタイトルと記事で偏った国家ナショナリズムを煽る。
本来は権力を監視するはずのメデイアも歴史に逆行する政府の動きを阻止できず、十分にその役割をはたしていない。我々はいまこそ冷静に、ことの本質を見極めた上で、世の中の動きを注視しなければならない。
(2014.10.10)

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