ヴァイブラフォン ジャズナイト

リハビリ中の出口辰治さん復帰ライブを荻窪・ルースターで聴く(8/22)。演奏旅行先の長野県伊那市で脳梗塞により倒れてから6年、執念のリハビリのかいもあって、左手一本でヴァイブを叩くまでに回復した。
トレードマークの赤いベストを着けて、魔術師のような手さばきを披露する最盛期の頃には及ばないが、これまで組んでいたカルテットが彼を舞台前面に押し出し、バックで演奏する。
ピアノ:吉田佳一、べース:大表秀具、ドラムス:高橋徹のトリオ。聴衆は出口さんの一日も早い復活を願うファンの面々。東村山市の病院/リハビリセンターでお見かけした顔も見える。
出口辰治さんは金沢出身の62歳。金大工学部に在籍中、軽音楽部に所属し、部室の片隅で埃をかぶっていたヴァイブを叩いたのがきっかけでプロになったという変わり種。
もっともこんなことは、のちに六本木や浅草のライブハウスの休憩時間中に、同郷であることを共通項にして話すうちに知ったことである。
この人は、博覧強記の人で、話題は豊富、文章もユーモアとウイットに富み非常に上手い。かつて10年間に20号まで発行した同人誌『倶楽部』の執筆者に加わってもらったこともある。
Kinmei_Bridge

あるとき、「金名鉄道」って知っているかと問われた。また何時もの冗談か、多分からかいだろうと思ったが、彼は大真面目。
調べて見ると遠縁にあたる人が、大正4年に金沢と名古屋を結ぶという壮大な夢を持ち、金策に走り回り、「金名鉄道」という会社をともかく設立した。一時は白山の麓から鶴来町まで開通させたことも分かった。「その内廃線めぐりでもやろうよ」と言ったのを思い出す。
彼の回復が早いか、こちらのお迎えが早いか。  (2014.8.28)

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