アメリカ兵とパンパンとぼくン家

アメリカ兵とパンパンとぼくン家
これからの話しは、ぼくの小学生のころです。 昭和23年から昭和28年。家は「貸席」という、今日のラブホテルでした。 町にドレークというキャンプがあって米兵が街を闊歩しパンパンが群がっています。

タミーさん
パンパンのタミーさんはジーマーマンという中尉のオンリーで、 ぼくはコレからキャンプ・ドレイク内の将校クラブに食事につれてってもらうんです。 タミーさんはバニラの香りです。

将校クラブ
将校クラブ内は紅いじゅうたんがふっかふっかです。 クロークもウェイトレスも日本人です。 おしっこに立ったぼくにウェイターが「お姉ちゃんか?おめえはパン助の弟だろ。 おめえらお姉ちゃんの◯◯◯◯で食っててるゴミだ、薄笑いでいいました。 グレン・ミラーが聴こえます。

自転車
子供用自転車なんてありません。 大人の実用車を三角乗りで遊びますが、だれも弟や妹をおんぶしています。 何よりの親孝行です。

流線型のピカピカ
タミーさんがジャーマンにいいつけて シアーズカタログで本国から取り寄せてくれました。 何たってアメリカの流線型のピッカピッカです。

四人の女神
左からタミーさん、ベリーさん、とくちゃん、カルメンです。 みな我家に長期で居たお姉さんで、タミーさんは一番の美人。 ですがジュウジンという東京の病院で鼻をたかくしてます。 オート三輪車が楽々一台購える費用だったそうです。 右端のカルメンはいつも英字新聞をかかえる自称女子大出です。 ベリーさんは16歳、とくちゃんは男娼でした。

恵子ちゃんとティミー
恵子ちゃんとティミーは仲良しです。二人は3才です。 ティミーはカルメンと黒人兵の子ですが、パパはわかりません。 恵子ちゃんの白い肌が欲しいです。 ぼくの母がお誕生祝いに何がいいか聞いた時の答です。 カルメンはお客をとっている間ティミーちゃんを遊ばせるのは、ぼくの役でした。 ティミーちゃんの目ん玉は正に青いビー玉です。青くキラキラです。

またみてね

おしまい

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